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ブログ:お客様に思いが伝わるチラシ作成の秘訣

2021.2.2

皆さんは、チラシの集客にどのようなイメージをお持ちですか?「効果がない」「作成費用・時間のムダ」と感じている方も多いかと思います。

 

確かに、明確なターゲット層を定めることもなく、ただなんとなく「見栄えがいい」チラシを配布しているだけでは効果は上がりません。

 

では、どのようなチラシを配布すれば集客につながるのでしょうか?

 

具体的に例を挙げて説明しましょう。

 

美容室Oさんの場合

美容室Oさんは、主に近隣に住む主婦の方をお客様としていました。

 

同店は2年前に東京都内にオープン。認知度はなく、近隣には競合店が多く存在していたため、新規の来店客数が伸び悩んでいました。

 

オープン時は印刷会社にデザインしてもらったチラシを配布していましたが、残念ながら、期待していたほどの反響はありませんでした。

 

良い集客方法が見つからず悩んでいた同店から相談を受けた私は、まず配布しているチラシを見せてもらいました。

 

キレイな外国人女性モデルの写真を使い、色やビジュアルにもこだわり、低料金を全面に打ち出していたため、一見よさそうなチラシに見えました。

 

なぜこのチラシを配布してもお客様が集まらないのかを疑問に感じた私は、同店が売りとするカラーを中心に、アンケートを使ってお客様の声を集めました。

 

ターゲットを明確化しました

アンケートの結果、お客様は「自分で染めるとムラになる」「家事のあとに染めるのは疲れる」「髪の傷みが気になる」などの悩みがあり美容院を訪れることがわかりました。

 

以前のチラシにも「ご自宅で染める方のお悩みを解決」と書いていましたが、具体的にどういうことなのかは伝えられていませんでした。

 

また、来店の決め手を聞いてみると「髪が傷まず、キレイに早く染められる」「買い物ついでに気軽に染められる」「毎月気になる部分だけを染められる」「美容師の対応が良い」という強みも発見できました。

 

そこで、私はまずチラシの冒頭に

 

「自分で染めるとムラになる」

「家事のあとに染めるのは疲れる」

「髪の傷みが気になる」

 

と自宅で髪を染めている女性の悩みを具体的に書くことで、ターゲットを明確化しました。

 

さらに「選ばれている理由」という項目を追加し、

 

「髪が傷まずキレイに早く染められる」

「買い物ついでに気軽に染められる」

「毎月気になる部分だけを染められる」

「美容師の対応が良い」

 

といったメリットについて、アピールをしました。

 

リサーチの大切さ

1万枚をポスティングしたところ、前月は21人しか来なかった新規のお客様の数が、なんと約2.5倍の52人に増えました。ターゲットの心に響くチラシを作成できたのです。

 

その後、来店された新規のお客様からもアンケートを取りました。

 

「他の美容室ではなく、当店を選んだ理由は何ですか?」という質問に対しては、

 

「チラシのお客様の声が良かったから」

「チラシから、お店がいろいろと努力していることがうかがえたから」

 

などの答えを多くいただきました。

 

また、なぜ以前はチラシを見ても来店しなかったのか、と聞いてみたところ、「おしゃれ過ぎて、自分には合わない髪型にされるのでは」といった不安を持っていたお客様がいらしたことがわかりました。

 

お店の顧客層とチラシにギャップがあり過ぎたため、お客様は敬遠してしまっていたのです。

まとめ

この事例から学べることは、以下の3つです。

 

・チラシを作る際は、アンケートを取るなどして、お客様の本当の悩みや店の強みを事前に聞き出すこと

・ヒアリング結果をもとにターゲットを定め、ターゲットの心に響くような具体的な悩み・強みを書き出すこと

・デザインや写真もただキレイなだけではなく、本当にお客様の心に響くものを選ぶこと

 

地域密着型のお店では、近所に住んでいるお客様がどんなことに困っているのかをきちんとリサーチすることが大切です。

 

ぜひ上記の3つを参考にして、お客様に思いが伝わるチラシを作成してください。

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